足底筋膜炎のテーピングは、自分で巻けます。特別な技術は必要ありません。
ただ、巻く前に確かめてほしいことがいくつかあります。やり方と一緒にお伝えします。
足の裏には、かかとから足指の付け根まで扇のように広がる膜があります。足底筋膜です。
歩くとき、この膜は土踏まずを支えるバネのように働きます。着地で伸び、蹴り出しで縮む。1日に何千回もこれを繰り返しています。
テーピングは、この伸び縮みを外から補助するものです。膜が引き伸ばされる度合いを減らし、負担を分散させます。
POINT
テーピングは、その場の負担を減らすための方法です。原因そのものに働きかけるものではありません。「今日どうしても歩かないといけない」「試合がある」といった場面で使うものと考えてください。
| 種類 | 特徴 | 向く場面 |
|---|---|---|
| キネシオロジーテープ | 伸縮性がある。肌に馴染む。50mm幅が使いやすい | 日常生活、長時間の立ち仕事 |
| 非伸縮テープ (ホワイトテープ) |
伸びない。しっかり固定できる | 試合、強い負荷がかかる場面 |
| アンダーラップ | テープの前に巻く下地。肌を守る | かぶれやすい方、毎日巻く方 |
はじめての方には、キネシオロジーテープの50mm幅をおすすめします。ドラッグストアやスポーツ用品店で手に入ります。
- 足の裏が乾いているか(汗や保湿クリームがあると剥がれます)
- すね毛・足の甲の毛が気になるなら、剃っておく
- 傷や湿疹、かぶれがないか
- テープを貼る場所を軽く拭いておく
POINT
入浴直後は避けてください。皮膚がふやけている状態で貼ると、剥がれやすく、かぶれやすくなります。入浴後30分以上あけるのが目安です。
もっとも基本的で、効果を感じやすい巻き方です。テープは2本使います。
- キネシオテープを、かかとから足指の付け根までの長さに切ります(約20〜25cm)
- 椅子に座り、足首を軽く上に反らせます(つま先を自分のほうに向ける)
- テープの端をかかとに貼ります。ここは引っぱらず、そのまま貼ってください
- テープを軽く引っぱりながら、土踏まずに沿って足指の付け根まで貼ります
- 最後の2〜3cmは、引っぱらずにそのまま貼って終わります
POINT
両端は引っぱらない。これが基本です。端を引っぱって貼ると、そこから剥がれやすく、皮膚にも負担がかかります。引っぱるのは真ん中の部分だけです。
- テープを、足の横幅の1.5倍ほどに切ります(約15〜20cm)
- 足の外側から貼りはじめます
- 土踏まずの下を通し、内側に向かって軽く引き上げるように貼ります
- 足の甲まで回して終わります
- きつく締めすぎないこと。指が1本入る余裕を残します
手のひらでテープ全体を10秒ほど押さえてください。体温で粘着剤が馴染み、剥がれにくくなります。
立ち上がって歩いてみて、締めつけ感が強すぎないか確認してください。しびれる、色が変わる、冷たく感じる場合は、すぐに外してください。
かかとの内側を押すと痛む方には、こちらも組み合わせられます。
- テープを10cmほどに切ります
- かかとの後ろから、両側を包み込むように貼ります
- 左右から軽く寄せるイメージで。強く引っぱらないこと
かかとの脂肪組織を寄せて、クッションの働きを補助する狙いです。
- きつく締めすぎる(血流が妨げられます)
- テープの両端を引っぱって貼る
- 24時間以上貼りっぱなしにする
- かぶれているのに貼り続ける
- 剥がすときに勢いよく引っぱる
剥がすときは、皮膚を押さえながら、テープを寝かせてゆっくり剥がしてください。お風呂で濡らしてからのほうが楽に剥がれます。
- 毎日貼るなら、アンダーラップを使う
- 1日の終わりには必ず剥がす
- 同じ場所に連日貼り続けない
- 赤みやかゆみが出たら中止する
テーピングは、その場の負担を減らす方法です。貼っているあいだは楽になっても、外せば元の状態に戻ります。
並行して、次のことを続けてください。
- ふくらはぎのストレッチ(膝を伸ばす/曲げるの2種類)
- 起き上がる前に足首を10回動かす
- 家の中で裸足を避ける
- かかとがつぶれた靴を履かない
足底筋膜はアキレス腱・ふくらはぎとひと続きにつながっています。ふくらはぎが硬いままだと、足裏は引っぱられ続けます。ここが変わらなければ、テーピングは一時しのぎで終わります。
- かかとや足裏にしびれ、灼けるような感覚がある
- 両足に同時に、急に出はじめた
- かかとが腫れている、赤い、熱を持っている
- 外傷のあとに出た
- 安静にしていてもズキズキ痛む、夜間に強くなる
- 足の指が動かしにくい、力が入らない
しびれをともなう場合は、神経が関わっている可能性があります。テーピングで対処せず、整形外科を受診してください。
また、成長期のお子さまの「かかとが痛い」は、かかとの骨の成長軟骨に起こる痛み(シーバー病)のことがあります。足底筋膜炎とは分けて考える必要があります。
※感じ方には個人差があります。痛みが強く出る場合、しびれや色の変化が出た場合はすぐに外してください。
※無理のない範囲で行ってください。
かふう西台整骨院では、まずかかとのどこを押すと痛むかを指で確かめます。骨との付着部なのか、土踏まずの途中なのか。場所によって、テーピングの貼り方も変わります。
ご希望があれば、ご自身で巻けるように実際にお見せしながらお伝えします。毎回来院しなくても対処できるほうが、生活の役に立つからです。
施術は鍼灸で行い、手技は使いません。かかとや足裏に直接鍼を刺すこともありません。離れた場所のツボを使い、押して痛い場所の変化をご自身で確かめていただきながら進めます。
院長は「腕と足の鍼灸治療協会」の会員として、足底筋膜炎の鍼灸を修めています。
※お身体の状態や経過には個人差があります。
※本記事は一般的な情報提供であり、診断にかわるものではありません。
追いつかないという方へ
かふう西台整骨院では、押して痛い場所を確かめてから施術します。
ご自身で巻けるように、貼り方もお伝えします。
かふう西台整骨院|〒664-0875 兵庫県伊丹市野間北2-10-17|TEL 072-779-5345
完全予約制/駐車場1台あり/腕と足の鍼灸治療協会 会員院

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