足首の捻挫と骨折の見分け方|自分で確かめる4つの場所

結論

捻挫と骨折の見分け方には、確かめる場所が4つあります。

内くるぶしの後ろ、外くるぶしの後ろ、足の甲の外側、足の内側。この骨そのものを押して激痛があれば、骨折を疑います。

あわせて「受傷直後に4歩以上歩けたか」も判断材料になります。

足首を捻った。腫れてきた。でも歩ける。病院に行くべきか、様子を見ていいのか。

この記事では、自分で確かめられる範囲の判断材料をお伝えします。

「歩けるから大丈夫」は通用しません

まず、これをお伝えしておきます。

骨折していても歩ける方がいます。とくに、くるぶしの先端が欠けるような骨折や、足の甲の骨の骨折では、歩けてしまうことが珍しくありません。

痛みの強さも、骨折と捻挫で必ずしも差がつきません。重度の捻挫のほうが、軽い骨折より痛むこともあります。

POINT

最終的な判断は、画像を見た医師にしかできません。この記事の内容は、「受診すべきかどうか」を判断するための目安です。

確かめる4つの場所

足首まわりで、骨折が起こりやすい場所が決まっています。骨そのものを、指で押して確かめてください。

場所1|外くるぶしの後ろ側

外くるぶし(足の外側の出っ張り)の、後ろのふちを指でなぞります。

骨の後ろ側を、下から上へ6cmほど。ここを押して飛び上がるほど痛むなら、腓骨の骨折を疑います。

場所2|内くるぶしの後ろ側

内くるぶし(足の内側の出っ張り)の、後ろのふちを同じように押します。

捻挫は多くが内側にひねって起こるため、外側の靭帯が傷つきます。内側の骨が痛むのは、通常の捻挫とは違うサインです。

場所3|足の甲の外側(小指の付け根)

足の甲の外側を、小指からかかとに向かってなぞります。途中に骨の出っ張りがあります。

ここは、捻ったときに引っぱられて骨が欠けやすい場所です。捻挫だと思っていて、実はここが折れていることがよくあります。

場所4|足の内側(土踏まずの前寄り)

土踏まずの前のほう、内側に骨の出っ張りがあります。ここも押して確かめてください。

成長期のお子さまでは、この付近に痛みが出ることがあります。

歩数で確かめる

もうひとつの判断材料が、受傷直後に歩けたかどうかです。

確かめ方
  1. 受傷した直後を思い出してください
  2. その場で、4歩以上続けて歩けましたか
  3. 今、この場で4歩歩けますか

どちらかで歩けなかった場合、骨折の可能性が上がります。足を引きずってでも歩けたなら「歩けた」に含めて構いません。

まとめ|こういう場合は整形外科へ
骨折を疑うサイン
  • 4か所のいずれかで、骨そのものを押すと飛び上がるほど痛い
  • 受傷直後、4歩以上続けて歩けなかった
  • 今も、4歩続けて歩けない
  • 足首の形が明らかに変わっている
  • 足首が異常な方向に動く
  • しびれや、足の指の感覚が鈍い
  • 足の色が悪い、冷たい

ひとつでも当てはまるなら、その日のうちに整形外科を受診してください。レントゲンで確認できます。

当てはまらなくても、受診したほうがいい場合
  • 腫れが強く、内出血が広がっている
  • 3日経っても腫れが引かない
  • 1週間経っても痛みが変わらない
  • 過去に同じ足首を何度も捻っている
  • 成長期の子どもである
子どもの場合は、より慎重に

成長期のお子さまは、靭帯より骨のほうが弱いという特徴があります。

大人なら靭帯が伸びるだけで済む力でも、子どもでは靭帯に引っぱられて骨が欠ける(剥離骨折)ことがあります。

成長期の捻挫で注意すること
  • 成長軟骨の部分が損傷していることがある
  • レントゲンで分かりにくい場合がある
  • 放置すると、骨の成長に影響することがある

「捻挫だろう」と自己判断せず、一度は整形外科を受診してください。できれば小児整形外科やスポーツ整形のある施設が望ましい。

受診までにできること

病院に行くまでのあいだ、次のことをしてください。

やること方法
冷やす 氷嚢や保冷剤をタオル越しに15分程度。1〜2時間あけて繰り返す
動かさない 無理に曲げ伸ばししない。可能なら添え木などで固定
高くする 横になって、足を心臓より高い位置に上げる
体重をかけない 痛みが強いなら、無理に歩かない
やってはいけないこと
  • お風呂で温める(受傷直後は炎症が強くなります)
  • もむ、揉みほぐす
  • 飲酒する(血流が増えて腫れが強くなります)
  • 無理に動かして「大丈夫か確かめる」

※感じ方には個人差があります。
※判断に迷う場合は、受診を優先してください。

よくある質問

レントゲンで「異常なし」と言われました

骨に問題がないという意味で、痛みがないという意味ではありません。靭帯の損傷はレントゲンに写りません。また、骨折でも初期には写らないことがあります。症状が続く場合は、もう一度受診してください。

腫れがひどいのですが、骨折でしょうか

腫れの強さと骨折の有無は、必ずしも一致しません。重度の捻挫でも強く腫れます。逆に、骨折でもあまり腫れないことがあります。腫れだけでは判断できません。

何科に行けばいいですか

整形外科です。夜間や休日で整形外科が開いていない場合は、救急外来を受診してください。足首の形が変わっている、感覚が鈍いといった場合は、時間を問わず受診すべきです。

整骨院で診てもらえますか

骨折の疑いがある場合、整骨院では診断ができません。まず整形外科で画像検査を受けてください。診断がついた後のケアは、整骨院でも承れます。

2日前に捻りました。今からでも受診すべきですか

はい。骨折を放置すると、後から治りにくくなることがあります。時間が経っていても、痛みや腫れが続いているなら受診してください。

当院での進め方

かふう西台整骨院では、骨折を疑うサインがある場合、施術より先に整形外科の受診をご案内します。

当院は診断ができません。骨の状態を確認できるのは医療機関だけです。病院に行くべき方を通わせ続けるのは、私たちの仕事ではないと考えています。

診断がついた後のケアは、当院で承っています。腫れが引いてからの足首の動きの回復、バランス練習、競技復帰の段階的な進め方。ここからが当院の役割です。

施術は鍼灸で行い、手技は使いません。足首そのものには鍼を刺さず、離れた場所のツボを使います。

※お身体の状態や経過には個人差があります。
※本記事は一般的な情報提供であり、診断にかわるものではありません。

診断がついたあとの
ケアをお探しの方へ

腫れが引いてからの動きの回復、バランス練習、競技復帰。
当院でお受けできる状態かどうかも含めて、お答えします。

かふう西台整骨院|〒664-0875 兵庫県伊丹市野間北2-10-17|TEL 072-779-5345
完全予約制/駐車場1台あり/腕と足の鍼灸治療協会 会員院

コメント

タイトルとURLをコピーしました