足底筋膜炎のインソール|変わる人と、変わらない人の違い

足底筋膜炎でご相談に来られる方の多くが、インソールを試したことがあります。そして「合わなかった」「変化が分からなかった」とおっしゃる方も、少なくありません。

インソールは有効な選択肢のひとつです。ただ、合う方と、そうでない方がいます。この記事では、その違いについてお伝えします。

インソールは何をしているのか

足の裏には、内側・外側・横方向に3つのアーチがあります。このアーチが、着地の衝撃をバネのように受け止めています。

アーチが落ちていると、そのバネが働きません。衝撃が足底筋膜に直接かかり続けます。インソールは、この落ちたアーチを外から支えるものです。

つまり、アーチの崩れが痛みの主な要因になっている方には、理にかなった方法ということになります。

インソールで変わりやすい方
  • 土踏まずが明らかに低い(扁平足)
  • 立っているとき、足首が内側に倒れている
  • 靴のソールが内側だけすり減る
  • 長く立つ・歩く仕事で、夕方につらくなる
  • 逆に土踏まずが高すぎる(ハイアーチ)

アーチの形が痛みに直結しているタイプです。支えることで、足底筋膜が引っぱられる度合いが変わります。

インソールだけでは変わりにくい方
  • ふくらはぎが硬く、足首を上に反らせにくい
  • アキレス腱まわりも張っている
  • しゃがむとかかとが浮く
  • 股関節が硬い、お尻の筋肉が使えていない
  • 1日の立ち時間が極端に長い

こちらはアーチより手前に要因があるタイプです。

POINT

足底筋膜は、アキレス腱・ふくらはぎとひと続きにつながっています。ふくらはぎが硬く足首が動かなければ、その分だけ足裏が引っぱられ続けます。この状態でインソールを入れても、引っぱる力そのものは変わりません。

自分がどちらか、確かめる方法
しゃがんでみる

足を肩幅に開き、かかとを床につけたままゆっくりしゃがんでみてください。

かかとが浮いてしまう、後ろに倒れそうになる。この場合、足首を上に反らせる動き(背屈)が出にくくなっています。ふくらはぎが硬いタイプです。

壁に向かって膝を出す

壁の前に立ち、つま先を壁から10cm離します。かかとを床につけたまま、膝を壁に近づけてみてください。

膝が壁に触れなければ、足首の動きが制限されています。左右差があれば、痛む側のほうが硬いことが多いはずです。

土踏まずを見る

立った状態で、内側から足を見てください。土踏まずの下に指が入るか。まったく入らなければアーチが落ちており、指が何本も入るようならハイアーチの傾向があります。

こういう場合は医療機関へ
足底筋膜炎ではない可能性があるサイン
  • かかとや足裏にしびれ、灼けるような感覚がある
  • 両足に同時に、急に出はじめた
  • かかとが腫れている、赤い、熱を持っている
  • 高いところから飛び降りた直後など、外傷のあとに出た
  • 安静にしていてもズキズキ痛む、夜間に強くなる
  • 足の指が動かしにくい、力が入らない

しびれをともなう場合は、神経が関わっている可能性があります。足根管症候群などがそれにあたり、対応が変わります。まず整形外科を受診してください。

また、成長期のお子さまの「かかとが痛い」は、かかとの骨の成長軟骨に起こる痛み(シーバー病)のことがあります。足底筋膜炎とは分けて考える必要があります。

インソールを作る前に試せること
ふくらはぎのストレッチ(2種類)

壁に両手をつき、痛むほうの脚を後ろへ引きます。かかとを床につけたまま、まず膝を伸ばして20〜30秒、次に膝を軽く曲げて20〜30秒。

これを2週間続けてみて、朝の一歩目の感じ方が変わるかどうか。変化があれば、ふくらはぎの硬さが要因だった可能性があります。

起き上がる前に足首を10回

ベッドから降りる前に、足首を上下にゆっくり10回動かしてください。寝ているあいだに縮んだ足底筋膜を、体重をかける前にほぐしておく狙いです。

家の中で裸足を避ける

フローリングを裸足で歩くのは、足裏にとって負担の大きい状況です。クッション性のある室内履きは、インソールと同じ役割を果たします。まずここから試すのも手です。

※感じ方には個人差があります。痛みが強く出る場合はすぐに中止してください。
※無理のない範囲で行ってください。

当院での進め方

かふう西台整骨院では、インソールの前に足首の動きとふくらはぎの状態を確認します。ここが要因であれば、支えるより先にほどくほうが理にかなっているからです。

かかとのどこを押すと痛むか、足指を反らせたときに足裏が突っ張るか、しゃがんだときにかかとが浮くか。実際に動かしながら確かめます。

施術は鍼灸で行い、手技は使いません。かかとや足裏に直接鍼を刺すこともありません。足裏は敏感な場所です。離れた場所のツボを使い、押して痛い場所の変化をご自身で確かめていただきながら進めます。

アーチの崩れが大きい方には、インソールの活用もあわせてご提案します。どちらか一方ではなく、状態に応じて組み立てます。

※お身体の状態や経過には個人差があります。
※本記事は一般的な情報提供であり、診断にかわるものではありません。

同じような症状で
お困りではありませんか

かふう西台整骨院では、押して痛い場所を確かめてから施術します。
当院でお受けできる状態かどうかも含めて、お答えします。

かふう西台整骨院|〒664-0875 兵庫県伊丹市野間北2-10-17|TEL 072-779-5345
完全予約制/駐車場1台あり/腕と足の鍼灸治療協会 会員院

コメント

タイトルとURLをコピーしました